音楽の分野でもクラシックというのは昔作られた楽曲なわけだから新曲というのは基本的にないわけですよ。
だから数に限りがある。
バッハの曲聴きたかったら全曲聴くのも可能。それどころか音楽の教科書に出てくるようなえらい人の曲全部だって聴けるんじゃないかな。
で、たぶん多くの人は「リヒター バッハオルガン全集」なんてのでバッハのオルガン曲は全部聴ける、と思うわけです。「リヒター」というのは「一流の演奏者」くらいにしか思っていない。
ところが、これが聞き込んで行くと演奏者の個性がわかるようになってしまう。これは楽しみでもあり、悩みでもある。
私の場合、バッハのフルート・ソナタで「禁断の領域」に突入してしまいました。
バッハのフルート・ソナタを意識し始めたのは確か二十数年前。放送大学の試験放送で流されていたのを気に入ったのです。
で、FMの「朝のクラシック」とかいう番組でバッハのフルート曲の特集をやったのをエアチェックして何年も繰り返し聴いていました。
そのカセットテープは引越しの繰り返しで失われてしまい、また聴きたくなったのでCDを買ったわけです。
そうするとちょっとしっくり来ない。
同じ曲なんだけれどニュアンスが違う。
手元にあるクイケン演奏のは、情感がなくあっさり楽譜に忠実に演奏しているのが物足りない。
で、
やめとけばいいのに新しく別の奏者のを買ってしまいました。
フランス・ブリュッヘンという人の。
だけど満足が行かないの。
この人のは明るい調子のところでスタッカートぎみに演奏するのがちょっとひっかかりを感じる。
なんか、こう、流れるように演奏してほしいんだ。
メジャー発売されているCDなら、みんな演奏者は一流で、すげーハイクオリティなわけだから、どれかひとつで満足すればいいんだ。
だけどそうはいかない。
これはある意味「聞き分ける能力」を身につけたわけだから進歩とも言えるんだけど、経済力の限られている身としては、地獄への入り口でもある。
「もっといい演奏」を求めていつまでも買い漁り続けなければいけないかもしれない。
いままで有限な空間と思っていたクラシックの小部屋。そこにあった「開けてはいけない扉」を開けたら、無限の広がりを持った世界に通じていた、という感じだ。
新たな悩みの始まりです。
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聴くことが仕事にできる人ならいいんだ。
それでお金のサイクルを作れるから。
だけど私は評論ができるわけでもない。
ただ消費するだけ。
だから困る。
とか思ってたら、これが初めてじゃないわ。
オルガン曲も演奏者違いを持っていた。。。。
欝だ死のう。
HIDE